Home News ???f?B?ANews ????????? name= ???~?j???b?X?? 1???? name= ?u?V?X?e?? ?????? name=  
ホームメイド協会
   

パンにまつわるしあわせエピソードご紹介

 

監督賞

おめでとうございます!
映画「しあわせのパン」ペア鑑賞券とハンドプレッソを差し上げます。


映画同様に、さりげなく想像させられて、温かいエピソードに感じました。

 

 

 

 

富士見市 まゆうむすさん

クロワッサンの香りを嗅ぐとメルボルンの朝を思い出します。

10年前、一人暮らしのおばあちゃんの家にホームステイしました。ぜんぜん英語ができない私は言いたいことも言えず会話は弾まなかったけれど、おばあちゃんが私のためだけに焼いてくれるクロワッサンの香りに誘われて目を覚まし、 おばあちゃんの話を一方的に聴く朝の時間はなんとも幸せでした。

10か月後にはだいぶ会話できるようになったのに、「クラッソ~ン」のようなクロワッサンの英語発音が最後までできず、一度も通じたことがありません。 それも思い出です

 

 

 

 

 

 

 

監督賞

 

 

 

ありがとう

名取市 mieさん

我が家は、パンが大好きです!!でも小さい時は、住んでいる所が田舎でパン屋さんに行くまで本当に一苦労・・。それも、田舎の農家で朝から晩まで泥だらけで働く母親にパンが食べたいと言えず・・。本当にたまにおしゃれして電車に乗って町に行くのですが、農家で日に焼けた肌に真っ黒の爪が嫌で母親に友達のお母さんのようになんで綺麗ではないのかとふてくされて歩くのを嫌がりました・・。でも、そんな私と妹に母親は必ず有名パン屋さんに連れて行き、そこのイートインコーナーでいつもは食べれないおしゃれなパンをカゴにたくさん買って食べさせてくれたのです。きっと、母親にはそれがいつも農家が忙しくてどこにも連れて行けない私達への罪滅ぼしだったのでしょう。嬉しそうにパンを食べる私達の顔をニコニコして見ている母親の顔が印象的でした。

それから、何年かしてそのパン屋さんが閉店、母親と出かける事もなくなりました。社会人になり母親と久しぶりに行った町でたまたまそのパン屋さんのあった場所に近ずいた時に母親から・・。「ここにあったパン屋さんね~お母さんがまだOLの時にお友達と来ていろいろ話した場所だったんだよ。」と、聞きました。母親は、都会のOLからお父さんと結婚して農家の嫁になりました。本当に苦労したんだろうなと思うと心があつくなりました。

我が家は、パンが大好きです!!お土産は、必ずパン(笑)農家で忙しい両親に代わって、美味しいお店を探して買うのが今の楽しみ!!もちろん、両親の作った大切な野菜を使って天然酵母を作たり、具にしたりしてパンも作ります♪ そして、家族で笑いながらパンを食べるのが今の家族の幸せです。そして、私達姉妹はいつもパンを食べる時にお母さん・お父さん「ありがとう」と思いながら母親と食べたパンを思い出し食べています。

 

 

 

 

 

 

 

帝国ホテルのレーズンパン

大東市 パン大好き人間さん

母は孫の買ってくる帝国ホテルのレーズンパンが大好きで、いつも楽しみにしていました。

「今日は売り切れやった」と言われると残念そうな顔で「また今度な」と言い、買ってきた日はそれはそれは美味しそうに食べていたのが、今は懐かしい思い出です。

帝国ホテルに孫が働いていて、そこのパンをしょっちゅう食べれるのは自分だけやと1人で思い込み、優越感に浸っていたのでしょう。

「このパン食べたら口元が梅干ババァみたいになるほど美味しいわ」

「まだ若い。美味しいからそないなるねん。」

「半分明日に置いとこ。食べすぎは良くない。長生きできん。」

お母さん。全部食べたら良かったんやなぁ。

こんなに早く居なくなるなんて…

今は仏壇に備えられています。

写真の母は「もうおなかいっぱい食べたから、皆で美味しいうちに食べてや。」

と言っているようです。

 

 

 

 

鍋パン

横浜市 yuzumamaさん

子どもの頃、休日の朝母が大きな無水鍋を手にしていたらそれはお鍋パンの合図でした。お鍋の底いっぱいに焼かれるパンを手でちぎって家族5人で分け合います。

お鍋に面していた部分はちょっとお焦げができていて香ばしく、手で割ると「ポワーン」といい香りの湯気が上がります。

バターとジャムや蜂蜜をつけて「ハフハフ」いいながら頬張るとそれはそれは幸せな味がします。

そしてその幸せな味が忘れられなくて、母親になった今、私は家族の為にお鍋パンを焼いています。

 

 

 

 

 

 

おばあちゃんと思い出パン

前橋市 田村友紀さん

「ただいまぁ。おばあちゃん、お腹すいたぁ。」これが、小学生だった私の帰宅挨拶でした。そして「ほれほれ。」と言っておばあちゃんが出してくれたのは、白あんぱん。

おばあちゃんは若い頃、和菓子とパンを売っているお店に住み込みで働いていたので、味は本格的。私はパンでもお菓子でも、白餡が大好き。これは、おばあちゃんの味が原点になっているからよね。

そして10年が経ち高校生になった私は、病気で思うように食事が摂れなくなってしまいました。そんな時、おばあちゃんのあんぱんが大活躍しました。他の物は喉を通らなくても、おばあちゃんのあんぱんは美味しく食べられました。私の命を繋いでくれたのも、おばあちゃんのパンでしたね。

月日は経ち、私は大人になり、おばあちゃんが96歳になった今年、おばあちゃんは入院しました。職場のお昼休みを利用して、おばあちゃんの病室へ通いました。もう声を出す力さえなくなってしまったおばあちゃんの傍で、私が慌しくランチの手作りスティックパンを食べていると「じーっ」と見つめるおばあちゃん。「食べる?」と聴くと「うん。」と頷きます。そこで、牛乳にスティックパンを浸して食べさせました。おばあちゃんとの病室での大切なひと時となりました。

おばあちゃんは、9月に天国へ旅立ちました。振り返ると、私の成長とともに、おばちゃんとそして手作りパンの思い出が浮かんできます。これからは、おばあちゃんの味を大切にしながら私の味を磨いて行こうと思います。

 

 

 

 

このページのトップへ戻る

 

 


ホームメイド協会について プライバシーポリシー